bandar
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朝、夜は秋らしく冷えますが、昼間はまだ暑い日が続きますね。体調崩さないよう気をつけてくださいね。
さて、以前お客様とのお話にも出たのと、タイ政府機関から依頼されたアンケート調査の時にも出た話題だったのですが、
「生春巻き」
がタイ料理
と思っていらっしゃるお客様がとても
多い
ということです。
結論的には
純タイ料理ではなく、
ベトナム料理になります。
ただ、世界的には、少なくとも日本やアメリカのタイ料理店では
「生春巻き」を
お出ししています。
もちろん、バンダルも。
誤解しないでくださいね、タイ料理じゃないから駄目駄目と言っているのではありませんからね。
実は話題になったのは、お客様が日本でタイ料理に触れて気に入って下さってタイに旅行にも行かれた際に、タイ料理店に行っても生春巻きがメニューになかったか、あってもライスペーパーに包まれていない物が出てきた、ということなのです。
ライスペーパーで巻かれた生春巻きはもともとベトナム料理ですが、東北タイの一部では、自分で巻いて食べる生春巻きを出している話は聞いたことがあります。タイはベトナムと直接国境を挟んではいませんが、メコン川をたどればタイにもつながりますし、ラオス、カンボジアを渡れば両国の行き来は可能です。また、歴史的にもベトナム戦争やカンボジア内戦などの影響で難民を受け入れていた地域ですので、そういうベトナム料理系の料理のお店があってもいいと思います。実際、自分が子供のころに東北タイでのある県でベトナム風な朝食を街で食べた記憶があります。
ちょっとずれましたが、ではバンコクでは?というと、多分ほとんどベトナム料理店に行かないと食べられないと思います。100%ではなく、タイ料理店でも扱っているところもあると思いますが、全体的には少ないです。
中華料理の多大な影響を受けているタイ料理ですから、揚げ春巻きやビーフンと言ったベトナム料理と共通する食材がありますしナムプラーを使うのも同じです。でも、ベトナム料理はベトナム料理です。
今はベトナム政府の思い切ったドイモイ政策がものすごくプラスに動いて経済発展した国ですし、観光業にも積極的に誘致優遇していて非常に開けてきました。でもそれまでは戦争や社会主義国家思想がタイでは敵視されており、ベトナムに対する良いイメージはありませんでした。僕が生まれた時はベトナム戦争中でしたし、その後もカンボジアとの戦争などでタイ政府も共産主義者に対して厳しかったです。そういう感じでタイでベトナム料理が広がりにくい環境でもありました。
そんな時代を通ってきましたが、時代も変わり美味しいベトナム料理が世界に住んでいるベトナム出身の方々によって紹介されてきていたり、開かれたベトナムに旅行された方々によって生春巻きの存在が広がったてきました。
その過程でお客様からの要望がタイ料理店にもあったからなのかもしれません。同じ東南アジアですし食材も近いですし。80年から90年初め位では日本のタイ料理店でも生春巻きを扱っているところは少なかったですが、90年半ばには生春巻きがメニューに入っているお店が増えました。コックさんの横の繋がりもありますし、コックさんが移動したお店でメニューになくても「売れるから」や「お客様のリクエスト」などでメニューに組み込んだりして広がったんでしょうね。
海外では生春巻きをタイ料理店でも食べられますが本国ではベトナム料理として扱っている為に一般のお店では食べられないという、すこし不思議な感じがしますがこれはこれで良いと思います。こういう感じで他国の食文化を取り入れられて発展してきた今のタイ料理があるのですから。タイの国民性でもある柔軟に受け入れられるおおらかさを持って、今日も生春巻きを売ります。
さて、それではライスペーパーではない生春巻きが出てきた、という生春巻きとは何でしょう?
それは、
次回のお楽しみ。
**************
11/4~10までタイに一時帰国するためお休みいたします。すみません。
さて、以前お客様とのお話にも出たのと、タイ政府機関から依頼されたアンケート調査の時にも出た話題だったのですが、
「生春巻き」
がタイ料理
と思っていらっしゃるお客様がとても
多い
ということです。
結論的には
純タイ料理ではなく、
ベトナム料理になります。
ただ、世界的には、少なくとも日本やアメリカのタイ料理店では
「生春巻き」を
お出ししています。
もちろん、バンダルも。
誤解しないでくださいね、タイ料理じゃないから駄目駄目と言っているのではありませんからね。
実は話題になったのは、お客様が日本でタイ料理に触れて気に入って下さってタイに旅行にも行かれた際に、タイ料理店に行っても生春巻きがメニューになかったか、あってもライスペーパーに包まれていない物が出てきた、ということなのです。
ライスペーパーで巻かれた生春巻きはもともとベトナム料理ですが、東北タイの一部では、自分で巻いて食べる生春巻きを出している話は聞いたことがあります。タイはベトナムと直接国境を挟んではいませんが、メコン川をたどればタイにもつながりますし、ラオス、カンボジアを渡れば両国の行き来は可能です。また、歴史的にもベトナム戦争やカンボジア内戦などの影響で難民を受け入れていた地域ですので、そういうベトナム料理系の料理のお店があってもいいと思います。実際、自分が子供のころに東北タイでのある県でベトナム風な朝食を街で食べた記憶があります。
ちょっとずれましたが、ではバンコクでは?というと、多分ほとんどベトナム料理店に行かないと食べられないと思います。100%ではなく、タイ料理店でも扱っているところもあると思いますが、全体的には少ないです。
中華料理の多大な影響を受けているタイ料理ですから、揚げ春巻きやビーフンと言ったベトナム料理と共通する食材がありますしナムプラーを使うのも同じです。でも、ベトナム料理はベトナム料理です。
今はベトナム政府の思い切ったドイモイ政策がものすごくプラスに動いて経済発展した国ですし、観光業にも積極的に誘致優遇していて非常に開けてきました。でもそれまでは戦争や社会主義国家思想がタイでは敵視されており、ベトナムに対する良いイメージはありませんでした。僕が生まれた時はベトナム戦争中でしたし、その後もカンボジアとの戦争などでタイ政府も共産主義者に対して厳しかったです。そういう感じでタイでベトナム料理が広がりにくい環境でもありました。
そんな時代を通ってきましたが、時代も変わり美味しいベトナム料理が世界に住んでいるベトナム出身の方々によって紹介されてきていたり、開かれたベトナムに旅行された方々によって生春巻きの存在が広がったてきました。
その過程でお客様からの要望がタイ料理店にもあったからなのかもしれません。同じ東南アジアですし食材も近いですし。80年から90年初め位では日本のタイ料理店でも生春巻きを扱っているところは少なかったですが、90年半ばには生春巻きがメニューに入っているお店が増えました。コックさんの横の繋がりもありますし、コックさんが移動したお店でメニューになくても「売れるから」や「お客様のリクエスト」などでメニューに組み込んだりして広がったんでしょうね。
海外では生春巻きをタイ料理店でも食べられますが本国ではベトナム料理として扱っている為に一般のお店では食べられないという、すこし不思議な感じがしますがこれはこれで良いと思います。こういう感じで他国の食文化を取り入れられて発展してきた今のタイ料理があるのですから。タイの国民性でもある柔軟に受け入れられるおおらかさを持って、今日も生春巻きを売ります。
さて、それではライスペーパーではない生春巻きが出てきた、という生春巻きとは何でしょう?
それは、
次回のお楽しみ。
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11/4~10までタイに一時帰国するためお休みいたします。すみません。
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