タイの情勢

本格的に更新する時間がなくなりそうなので、今のバンコクでのデモに関するニュースです。

赤シャツのデモ隊は伊勢丹の入っているセントラルワールドから昼はビジネス街、夜は繁華街に変わるシーロム付近まで竹やタイヤでバリゲートをつくり郡とのにらみ合いを続けています。

道路封鎖に関する地図

昨晩は反タクシン派市民グループと夜の繁華街、シーロムで道を挟んでにらみ合い、ビンなどが投げ込まれたり小競り合いがあったりもしたそうです。軍、警察も多数動員されていますが、お店などは営業しているところもおおかったようです。

高架鉄道（BTS),地下鉄（MRT)は通常通り運行されているそうです。

周辺地区のホテルやサービスアパートの宿泊客を系列の別の地区にある場所に移動を促しています。セントラルワールドは休館、セントラル　チットロム店、マーブンクローン（MBK)は通常通り営業しています。

グランドハイアットエラワン、ドゥシタニホテルは一部のレストランの閉鎖以外通常通りの営業、インターコンチネンタルホテル、ホリデーインが休館しています。

タイでの普通の生活、学校、官庁も通常通りですが、デモ開催地区一帯の住民は騒音や異臭被害、また、屋台やレストランなどが廃業に追い込まれる事態に発展している模様。一部の一般市民に被害が出始めています。

空港も通常通りで何もありません。乗り入れの航空各社、貨物便も含めて通常通りの運航です。

在タイ日本大使館は在タイ日本人に対し随時注意速報を発信して注意を呼びかけています。

バンコクや地方の観光は通常通り行われている模様です。しかし4月と5月の観光業損失が1000億バーツに達するとの発表もあります。

先にも書いてありますように、デモ地区以外では普通の生活が送れますし、何もないかのごとく日常が流れています。報道はその地区や動きがあったときの状況だけを伝えているため誤解されている方が非常に多いです。

基本的に戦争、内戦ではありません（ある意味内戦ですが）。今は強制排除も辞さない状況にあるため、まずは近づかないことです。武器はいつどこで誰が使用するか分からない状況でもあります。面白半分は止めた方が身のためです。

非常事態宣言はデモ隊に対しての処置であり、一般市民生活、観光、ビジネスに大きな支障をもたらすものではありません。しかし混乱の飛び火、規模の拡大を防ぐために軍が出動していますのでその辺は考慮してください。

以上が現時刻における簡単なバンコクの状況です。この後に状況が急激に変化することもあります。あしからず。平和な日でありますように。