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まだ自分で味付けした料理をお客さんに出せなかった頃、鍋を振るチャンスが出来たときはチャーハン(カオ パッ)を作ることが多かったです。

あの頃、自分で作るチャーハンがタイで食べるときと断然違うと感じ、タイに帰ったら必ず何件かのレストランではチャーハンを頼んでいました。

何が違うのかはっきり分からず、日本に帰ってきてからも悩みました。

ちょうどこの頃です、日本が米不足に陥り物議をかもしながらもタイから緊急米輸入。よっぽどこれからの法律改正や影響を恐れたのでしょうか、加工米を頼んでおきながらも食用米だと言う。挙句の果てにはわざわざメディアを港に呼びつけてねずみの死骸を見せてここぞとばかりのアピール。世界一米輸出国に対する卑劣な対応は、それでなくとも立場の弱い発展途上国のタイへのひどい仕打ちでした。

とりあえず、横においておいて、同じタイ産米を使っていながら、味、味の違いがありました。

1つは棒有名旨み調味料の量。もう1つは入れる調味料の違い。

某旨み調味料はタイでは昔からの必需品。良し悪しは別として味については近づけることが出来ました。

もう1つの調味料、塩、砂糖がベースということ。屋台とか食堂で作るチャーハンもいっぱいあり、その都度各お店で入れる調味料を見ていたので、そういうところのチャーハンの味に近く作ることができました。でもそれは自分が追い求めていた味ではなく、答えを聞かずにあれこれ作りました。

この答えを追い求めていた時期に、今バンダルで出しているチャーハンの原型となるチャーハンレシピを自分の中で習得しました。その後、機会があれば試して作っていくうちに、塩と砂糖だけで作るチャーハンが答えではないかと師匠に尋ねたところ、味付けの基本として塩、砂糖。これに少量の薄口醤油を加えるか、料理長によってはシーズニングソースも少し足すとの事。答えが見つかりました。

一見遠回りのようで、最初から聞いていれば一発で分かる答えではありました。しかもチャーハン、だれも危機感をつのらせてレシピを教えないなんてことはまずないでしょう。でも聞いてそれで終わり、だとそれだけになっちゃいますよね。いろいろ試して、いろいろ失敗して、それで成功が成り立つのではないでしょうか。

チャーハンをあおるたびによみがえるいくつものチャーハンにまつわる思い出。初心を忘れず、1品1品きちんと
調理していきます。今日もがんばります。
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