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はい、3月突入~。

福岡の天候と気温は差が激しいですね。気を抜かなくても体調崩しそうな気が。

さて、タクシン元首相もようやくタイに戻り、タイの政治も色々と(泥沼化?)ありますね。

それはさておき、タイも日本と同じように映画館で上映される映画に「映倫」みたいのがあります。

公の場で上映されるものは必ず通らないといけません。

日本より厳しくチェックされるのは、ラブシーン、バイオレンスシーン、派手な喫煙やアルコール摂取シーンなどなど。特にラブシーンや裸が写るシーンには厳しいです。

例えば、お尻が写るシーンはボカシが入る。男性の上半身は良いが女性もボカシが入る。

たまにそのボカシがスクリーン全部に入っていたりしたり。声だけ。映像はご想像で。

また、ラブシーンで激しいのは

ハサミでカット。

そして、検閲制度はビデオ、DVD,VCDにも適用されます。

タイで映画のソフトを買うことはあまりないでしょうから(リージョンコードも映像方式も違うからVCD以外買っても見れないし)なじみがないでしょうが、パッケージの裏に必ず検閲マークのハンコと許可番号、許可年が押されています。

写真を、と思ったのですが、手元にあるのは分かりにくいと思うのでまた今度。

知らないで買って、裏にハンコが押されていると 「何?」って思うぐらいでしょうね。

でもこれが無いと販売、レンタルが出来ないのです。

そして、必ず許可が下りた事を証明する証明画面が

本編が始まる前

本編真ん中

本編終了後

の3回 出てきます。

確か警察の管轄だったと思いますが、検閲所に申請を映像と書類を提出して、係官が一つずつチェックしていきます。修正箇所が出れば差し戻し。許可が出れば、生産開始。

マレーシアも同じですね。

この検閲はただ単に内容のチェックと言う意味だけではないんです。

ビデオに検閲制度が適用される前は、言わば何でもしたい放題で著作権払わずに勝手に吹き替えをしてバンバン販売やレンタルをしていた業者さんもあったんですね。

たとえば同じ映画でも、売られているお店によってパッケージも質も違っていました。

明らかにLD(レーザーディスク時代でもあったし)からダビングしたのが堂々と売られていた。

だから映画会社から発売されるはずのビデオじゃなくて、アメリカで発売されたLDをコピーしたのを売るのが主流でした。

そりゃーアメリカも怒る。

なんど違法ビデオ会社を摘発してもイタチゴッコ。

映画館で見れなかったシーンがばっちり見えるし。

でも国としての立場上、しかるべく処置と法案をつくりました。

検閲に出す際の書類とは、著作権を確かめるためのものでもあり、検閲マーク イコール 本物 と言う事になるんでしゅ。

そんなんで、検閲は権力者の都合の良い事 ではなく、仏教国らしい道義、本物の証明書 ということです
ね。

ちなみに昔のタイの映画でキスシーンはほーんとにまれでした。今のインド映画も唇と唇のシーンがないのと同じです。ウブね。じゃないか。
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